兵庫県青年洋上大学同窓会会員の皆様
設立30周年記念式典・記念祝賀会ご参加の皆様


兵庫県青年洋上大学同窓会設立30周年にあたって

 兵庫県青年洋上大学同窓会の皆様、井戸名誉会長、貝原前名誉会長をはじめとする御来賓の皆様、そして財団法人兵庫県青少年本部をはじめ各団体の皆様、本日は当会の設立30周年記念式典にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。本日は約400名の方に御参加いただいていると聞いています。このように大勢の方に御参加いただきまして、本当にありがとうございます。

 さて、当会は昭和47年5月28日、明石市にある「朝霧寮」で産声を上げました。当時の坂井知事が「401粒の麦」と名付けた第1回兵庫県青年洋上大学の参加者401名から始まった当会も以来30年、約9,700名を数えるまでに成長しました。

 私が関わったここ十数年を振り返っても、平成4、5年度に行った家族ふれあいクルージング、平成6年度から始まったレクレーションラリー「僕らは街角探偵団」、家族ふれあいラリーシリーズ、平成7年度からのファミリーキャンプ、そして毎年の新洋大生の見送り・出迎え等、様々な出来事がありました。

 しかし、この30年間は、決して平坦な道だけではありませんでした。その時々に様々な困難があり、それを当時の役員・事務局員の知恵と行動力で切り抜けてきたと聞いています。特に平成元年の天安門事件、平成7年の阪神・淡路大震災の年は、洋上大学事業が中止になり、新規会員も入ってこず、同窓会にとっても大変難しい時期となりました。また、洋上大学事業の存続ということに我々が目を向ける契機ともなりました。

 元来、この同窓会という団体は、読んで字のごとく洋上大学の参加者によって構成されています。洋上大学での素晴らしい経験をもとに何かをやりたい、あるいはこの素晴らしい経験を1人でも多くの若者に体験して欲しい、その手伝いをしたい。こうした想いを「こころ」をバトンに連綿と30年間リレーしてきた団体です。それでは、私たちは今、そしてこれから何をしなくてはいけないのか。それは、同窓会が社会的な活動を続け、560万県民の1人でも多くに同窓会という団体の素晴らしさ、そしてそれを産み出した洋上大学の素晴らしさを認めてもらうことではないでしょうか。それがひいては、洋上大学の存続につながり、多くの若者がこの素晴らしい事業を体験できる機会を残すことになると思います。また、我々がそれぞれの夢を実現することができる場を、残し続けることが出来ることだと思います。

 同窓会活動は決して船を降りた後、数年間だけ行う活動でありません。同窓会活動とは一生、続けることが出来る活動です。それぞれの年齢、家庭環境、社会環境、地理的な環境等、様々な要素があると思いますが、その時々の自分に適した形での活動形態があるはずです。

 同窓会も30歳を迎えた今、兵庫県・近畿地方という地理的な広がりだけでなく、時間という広がりも加え、より立体的な活動を展開していく必要があります。そして今日ここに集まった会員みんなでそれを実現していきたいと考えています。

 平成14年5月6日

                            兵庫県青年洋上大学同窓会

                             会 長 山 下 剛 史

(注:式典時の会長挨拶から一部修正しています。)